健診の注意事項

健診の注意事項
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食事について

健診前日は、禁酒してください。正確な空腹時血糖を検査するために、健診受付時間の6時間前から原則飲食しないでください。

ただし、健診当日1時間前までは、コップ1杯程度の水はお飲みいただけます。

上記の注意事項を厳守してください。飲食された時は、一部の検査(胃のレントゲン検査・血液検査)ができない場合があります。

またタバコは3時間前から禁煙してください。

尿・便検査について

必ず健診当日の朝に採取した尿を持参してください。

便潜血検査のある方は、必ず健診日を含む5日以内に2回採取した便を持参してください。

ただし、期間内に2回採取できなかった場合は、1回でも検査することができます。

過敏症について

バリウム服用後に以下のような過敏症が現れたことがある方は、受付時にお申し出ください。

また健康診断中に以下のような症状が現れた場合も、必ずお申し出ください。

過敏症/発疹・顔色が青くなる・喉がつまる・息苦しい・その他のアレルギー症状

薬について

心臓病・高血圧の薬を服用されている方は、当日朝7時までに少量の水で服用後受診してください。

その他の薬を常用されている方は、主治医と相談の上、受診してください。

着替えについて

ネックレス、ボタン、プラスチック、金具、ブラジャーは外してください。

無地のTシャツ(ハイネックもOK)・肌着は健診着の下に着用されても構いません。

袖口のきついもの、厚手のもの、刺繍のあるもの、セーターは避けてください。

ストッキングは脱いでください。

健診内容により、ご案内させていただきます。

その他注意事項

妊娠中の方・ペースメーカーご使用の方および人工透析中の方は、受付時にお申し出ください。

妊娠中の方・妊娠の可能性のある方は、レントゲン撮影(胸部・胃部・マンモグラフィ)と子宮がん検査はお受けになれません。

また、生理中の方は子宮がん検査・尿検査を受けることはできません。

●検査結果の見方

健康診断や人間ドックでは各種の検査結果などから総合的に判断されます。
判定はA〜Gまで7種類あります。


A 異常なし

健康診断の結果、検査をした事典では特に病的な所見が認められません。ただし、将来への健康が保障されたわけではありませんので、日常の生活に留意してください。


B 健康者扱い

所見は認めますが、Aと同等と考えられる範囲内のもの。


C 経過観察(3ヶ月〜12ヶ月)

3ヶ月後、6ヶ月後に検査が必要な方は、指示に従ってください。指示がない方は、1年後に検査をお受けください。


D 要再検

検査結果が継続しているか確認をするために、もう一度検査をします。血尿の再検査は超音波検査も併用します。


E 要精密

さらに詳しい検査が必要です。必ず受診し、疾病の有無を確認してください。


F 要治療

治療が必要です。希望により、医療機関をご紹介いたします。


G 治療中

現在の服薬等の治療を継続してください。

●精密検査・再検査について

● 健診結果に要再検査、要精密検査と書いてあった場合

病気の予防あるいは病気が手遅れにならないためにも、医療機関への受診をお勧めします。

要再検査、要精密検査の判定が出た場合、勤務する会社によっては指定の医療機関や費用負担のある場合もございますので、まずは会社の健診担当者にご確認ください。

特に指定のない場合は、保険証、健診結果、再検、精検のご案内をお持ちになり、

再度、当院をご受診ください。(ご予約ください。)

要再検査:一時的な変動かどうかの確認のためにもう一度同じ検査が必要です。

要精密検査:治療が必要かどうかを確認するために、より詳しい検査が必要です。

●乳がん子宮がん検診

子宮がん・乳がんの早期発見のために検査を受けましょう。

がんは早期のうちは自覚症状がほとんどなく、気づくことは難しいものです。

しかし定期的に検査を受け早期に発見すれば、適切な治療で多くの場合治療が可能です。

特に子宮がん・乳がんは、早期の発見で治る可能性の高いがんといえます。

ところが、がん検診を受けている人は非常に少ないのが現実。

乳がんは女性(壮年期)のがんの中で、罹患率・死亡率ともに1位であるのに、検診率は36.9%。子宮がんの検診率も33.7%にとどまっています。(厚生労働省2016年国民生活基礎調査の概況より)

子宮頚がんは20歳代の若い女性に急増し、乳がんも30歳代から徐々に増え始め若年化が進んでいます。

1年に1度、定期的にがん検診を受け早期発見に努めましょう。

抵抗があって婦人科にかかったことがない、数年前に検診してそれっきりという女性は多いかもしれません。

しかし定期的な検診はとても大切です。

乳がん検診・子宮がん検診では子宮、卵巣、膣、外陰部、乳房に異常がないかを診察します。

妊娠、出産といった女性特有の器官であり年齢とともに変化しうるものです。

早期発見、早期治療のために定期検診が大変重要です。